Koba

忙しくて投稿に時間が空いてしまったけれど、前の記事と同じ日の日曜日。

 

ブランチ後の、長い長い昼寝から目覚めた彼が、時計を見て"sh ◯ t!(クソッ)" と小さく叫んだ。

時間は夜の7時、完全に寝過ぎだ。

彼は、日曜日を寝過ごして月曜日の夕方に目が覚めたと勘違いしたそうだ。

でも、運の良い事にまだ日曜日だった。

 

前日、夕食後にワインボトルを抱えて帰宅し、映画を見ているうちに空になった。深夜と言うより、早朝に近い時間帯だった。そして今日、午前中から二人でプロセッコを2本飲み干したのだから、寝不足と酔っ払ったのとで深い眠りに落ちたのは当然な気がした。

 

やっと目が覚めて少し散歩をした後、映像について彼が私にレクチャーをしてくれた。

「お腹が空いたね。」「ランチにしよう。(この時、時間はもう夜の8時を過ぎていて、ランチという時間では全然ない)」彼は時々、真面目な顔をして冗談を言う。

 

私たちは、散歩の途中で見つけたコリアンレストランにランチと言う名のディナーに行く事にした。

 

レストランに入ると、韓国料理独特の、あの香ばしくて美味しそうな匂いがした。嫌が応にも期待は高まった。

 

午前中の余韻がまだ残っているにもかかわらず、彼は赤ワインをボトルで 頼んだ。

料理は一つずつ好きなものを選んでシェアする事にした。彼は牛肉と野菜が入った焼きそば風のもの、私はライスとスープ、蟹と野菜を煮込んだものをオーダーした。

 

最初にスープが運ばれてきた。キムチが入ったスパイシーなものだった。

その後運ばれた、彼の選んだ麺は少し甘さがあり、牛肉の出汁が麺に馴染んでお箸が進む。私の選んだライスはもちもちでふっくらしていたし、蟹と野菜を煮込んだものは蟹の出汁が良く効いていて美味しかった。

全部シェアはしたけれど、麺は彼がほとんど平らげ、ライスも「このライスは僕の好みのだ。」と言って、バクバク食べていた。

蟹の煮込んだものは、彼はスープを少しすすっただけだった。蟹で歯がかけた事があり、あまり好きじゃないと言っていた。

私はすごく納得した。

イギリスでの歯の治療費はとても高い。保険が効く事もまれにあるが、全てではない。

という事で、蟹は私が全て平らげた。美味しかった。

ワインはメインが運ばれてまもなく空になった。

 

彼は韓国に行きたいなと言いながら、私が以前行った韓国の話を聞きながら思いを巡らせているようだった。

 

KOBA - KOREAN BBQ RESTAURANT

 

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