Herman ze German

この前の記事と同じ週の金曜日。

朝、彼の滞在先から仕事に向かい、仕事を終えた夕方、また彼の所に帰って来た。

外はまだ明るかった。帰って来た私に彼はいつもと同じように「お腹空いてる?」と聞いた。彼はどこに行くかをすでに決めていた。

 

滞在先からすぐのジャーマンソーセージがあるカジュアルなレストラン。時間が早かったので、まだ混んでなく、地下と一階のどちらが良いか店員さんに聞かれ、私たちは一階で食べることにした。

ウェイターさんが注文を取る随分前から、私たちは何を食べるか決めていた。

 

去年の夏、私が日本から戻ってすぐに彼は仕事でミュンヘンに行った。その後、二週間程して彼を訪ねて私もミュンヘンへ行った。ちょっとした事件が起こり落ち込んでいた私に、彼がミュンヘン行きのチケットを取ってくれたのだ。元々 行く予定ではあったものの、彼が忙しそうで日程を決めかねていた所だった。

 

その思い出深いミュンヘンでの滞在中。

彼の仕事の合間を縫って出かけた休日の散歩で、ふと立ち寄ったカフェのランチで食べたソーセージがとても美味しかったのだ。茹でたポットごと出てくる白いソーセージ。ハニーマスタードととても良く合った。偶然に見つけたので、残念ながら場所もレストランの名前も覚えていないけれど。

 

その去年の夏の話を彼にすると、彼もあのソーセージが人生で一・二を争うくらいに美味しいソーセージだったと言った。

 

そんなミュンヘンでの事を思い出しながら、私たちはこのロンドンのジャーマンレストランでソーセージをオーダーした。白いソーセージはなかったが、コールスローとソーセージのセットを頼んだ。彼はカレーのテイストのもの、私はスパイシーなもの。2人で少しずつお互いのお皿に切り分けながら食べた。ドイツで食べるものとは違う味だったけれど、よくグリルされて、頬張ると、香ばしい風味が口いっぱいに広がって美味しかった。

オーダーが全て揃っているか聞きに来てくれたウエイターさんに、ミュンヘンに言ったことがあるかを尋ねると、彼女は行ったことがないと答えた。すかさず彼は、「ミュンヘンは良い所だから、ぜひ行った方がいいよ!」と強く勧めていた。

 

 

Herman ze German

http://www.hermanzegerman.com/locations/4584726813

 

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