itsuと PAUL

木曜日、彼の職場近くで待ち合わせ。今の滞在先が素敵な場所にあるので、週末に引っ越す前に私に見せたいと言って連絡をくれた。早めに着いた私は、少し緊張しながら彼を待った。彼がタイから帰って来てから、毎週会っているのに、まだ彼が私の横にいることが信じられない。彼と歩いている私は、きっと地上から3センチ位浮いている。

 

夕食はパブで食事をしようとしたものの、量が多すぎるので何か買って公園で食べようかと言う話になった。itsuで小さなお寿司とお弁当、飲み物を買って彼がお昼休みに行ったと言う公園に向かった。公園の門が閉まって入れなかったので、少し歩いて川沿いのベンチで食べることにした。私はご飯にチキンと枝豆がのった小さなお弁当。彼はサーモンの握り寿司とロールのお弁当。二人で少しずつ交換し合いながら食べた。

 

私の話を楽しそうに聞いて、彼の仕事の話をして、ロンドンのビルの話をして、ちょうど夕焼けの日が差してきた時に彼が日本語で「あなたは美しい」と言った。私は少し戸惑って、「ありがとう」と伝えた。私の目にちょうど夕日が差して黄金に輝いてきれいだと教えてくれた。私がベンチにもたれようとすると、”This angle!”(この角度!)と言って、私の目と夕日の位置を調整していたので笑ってしまった。その後、二人でトイレを探しながらロンドンブリッジまで歩いた。カフェでトイレを借りるために、彼がケーキを買った。カフェから出た後、テイクアウェイしたイチゴのショートケーキはロンドンブリッジを見ながら二人で半分こにして食べた。

 

デザートも食べて満足した私達は、彼の滞在先まで歩いた。心地良い気温で晴れていたので、通り過ぎたパブのどれもが人で溢れかえっていた。滞在先の周辺は、いくつかの船のドックがあり、川沿いからも近くてとてもきれいな所だった。私達は途中のスーパーマーケットで飲み物を買って、川沿いの小さな公園に腰を下ろした。芝生に寝転がって話していると、彼は韓国での仕事に興味があることを教えてくれた。私は、彼と一緒にいれないことは寂しいが、私自身の経験から、挑戦を後押ししたい気持ちの方がいつも大きいので、後悔しないようにやりたいことをやってほしいと伝えた。彼は少し考えた後、行った事がない国だからもう少し考えないとねと言った。

夕焼けから夕闇に変わる時間帯で、川の向こう側に建つロンドンのビルがとてもきれいだった。

 

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